義歯

部分入れ歯と総入れ歯

 歯が残っているかどうかで、[1]部分入れ歯と[2]総入れ歯とに区別されます。

[1]部分入れ歯

金属床義歯(保険適用外)

金属床義歯
すべてのバネが一体化されて作られ、丈夫で薄く作ることができる

写真は保険適用外の「金属床義歯」と呼ばれているものです。すべてのバネが一体化されて作られています。丈夫で、薄く作ることができますが、費用は275,000円かかります。

治療

[2]総入れ歯

総入れ歯の「入れる前」(左)と「入れた後」(右)の比較

総入れ歯を入れる前
総入れ歯を入れた後
唇が隠れ縦皺ができる
唇が隠れ縦皺ができる
総入れ歯を入れる前
裏側から唇を支える
裏側から唇を支える
総入れ歯を入れた後

総入れ歯を入れる手順と製作期間

総入れ歯入れた後の歯並び

 総入れ歯は部分入れ歯と違って支えとなる歯がありません。総入れ歯は歯が生えていた土手(顎提)の粘膜に吸い付いています。
 唾液や周囲の舌、口唇、頬粘膜、筋肉との適合、さらには正しく噛み合わせることが、この吸い付きを助けています。当院では総入れ歯の製作に約1ヶ月かかります。

 だいたいの手順は、次のとおりです。
   診査、使用中の義歯の修正
   型どり(印象取り)
   噛み合わせの確認(上あごと下あごの位置関係を確認)
   歯並びの確認(人工の歯の並べ方を確認)
   装着
   調整 
 
 入れ歯の種類や患者さんのお口の状態によって、治療の手順を追加、省略することもあります。入れ歯を作る過程は煩雑で、治療室以外で歯科技工士が作業する部分も多いため、歯科医、歯科技工士の技術はもとより、患者さんの協力があってはじめて満足のいく入れ歯が完成します。

治療